Analogue Life

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やきもの作品のみ全てのアイテムを含め、お一人様につき3点までとさせていただきます。

大浦裕記さんが作品を制作する際、最も重視するのは質感です。
大浦さんの作品の中にある錆漆は、鉄錆の質感に魅了され、試行錯誤を重ねるうちに生まれました。その後に続く黒錫シリーズも、パイプ椅子の経年変化を再現する過程で生み出された質感です。
彼は常に惹かれるテクスチャーや色があり、昨年からは乾漆粉を使用することで、黒線刻、墨吼、枯白、深碧、赭といった新たな表現が生まれました。形は日常的に使えるものや、花を生けるためのものなどさまざまですが、その形を通して質感を表現する彼の作品は、時に彼自身の感情を内包しているようにも感じられます。
大浦さんが日常の器という括りから解き放たれ、自由に表現したいという思いは、使い手の方々にも自由に見立てて使っていただきたいという願いにつながっています。