Japanese ceramics and artisan made housewares

鈴木盛久工房

鈴木盛久工房は、寛永2年(1625年)に創業され、南部藩に仏具や梵鐘などを鋳造する御用鋳物師として召し抱えられました。その後、茶の湯釜や鉄瓶の制作も手がけ、多くの名品を生み出しました。

工房の代表的な功績として、13代目が無形文化財の保持者として指定され、南部鉄器の歴史において特別な存在となりました。また、鈴木家の作品は高い評価を受け、記念切手に採用されたり、14代盛久(鈴木貫爾)は、東京藝術大学美術学部教授を務め、東北新幹線盛岡駅開通の記念モニュメント「フクロウの樹」を製作しました。現在の当主は15代目の盛久で、彼女は南部鉄器史上初の女性釜師として、多くの賞を受賞しています。

鈴木盛久工房は、伝統の技術を守りながら現代の生活に合った鉄器を現在も製作し続けています。