Analogue Life

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湯河原で木工作品を手掛ける村上圭一さんは、木の素材感や表情を大切にし、その特徴を最大限に引き出すことを心がけながら制作をされています。

木工旋盤で形を整えるだけでなく、鑿や小さなカンナ、彫刻刀を使い、削り跡を残す独特の仕上げを施しています。使用する木材は、乾燥材から生木まで多様で、作品や制作意図に応じて使い分けています。また、節や割れ、虫食いのある木も自然の個性として積極的に取り入れ、日常使いしやすい厚みや形を考慮して仕上げている点が、村上さんの作品の特徴です。さらに、漆や漆染め、鉄媒染、鎹を用いることで、素材を活かしながらも作品に変化をもたらしています。

*長時間水に浸したり、直射日光やエアコンの風が直接当たる場所での使用はお避けください。
*仕上げ： 黒拭漆仕上