Analogue Life

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木工家である川合優さんは、杉や檜を使った作品を制作されていますが、以前から日本の森の現状に危機感を感じており、何かできないかと模索されておりました。

一般的に広く知られていないかもしれませんが、日本の森は第二次世界大戦後に植林された杉や檜に代表される針葉樹が豊富にあり、また、国土の7割が森林であるにもかかわらず、多くを輸入に頼っているのが現状です。それには、様々な理由があるにしても、建材となるために植林された木は、今、伐るに伐れず日本の森に溢れているそうです。

Somaとは杣、山の仕事をして生きる人のことを指す言葉で、Somaシリーズでは、針葉樹を使い、日本の木の再評価に繋げたいという川合さんの思いから生まれたもの。

通常、川合さんが個展で発表する1点ものの作品とは異なり、少量生産ですが安定して供給ができるSOMAシリーズ。1人でも多くの方の目に留まり、日本の森の改善に繋がればと願っています。