Analogue Life

EN | 日本語

*沖原さんの作品は、全体でお一人様8点までとさせていただきます。

元々物作りを生業にしようと思っていた訳ではなかったという沖原さん。

百姓への憧れがあり、畑で自分の食べる物を作ったり、できることは自分でやりたいという思いで東京から山梨への移住を決めたそうです。沖原さんは、竹の作家としての活動というよりも百姓の延長として竹のカトラリーを制作しているとおっしゃいます。

使用する竹は水分と養分が最も少なくなりカビや虫食いが抑えられやすいと言われている、10月の新月に伐採した孟宗竹を使用しています。厚みがあり硬い孟宗竹はカトラリーに適しており、厚みや丸み、また個々の歪みを見ながらカトラリーの種類を考え材料を切り出されています。
日本では縄文後期から竹を利用してきた歴史がある一方で、現在はほとんど使われなくなってきている竹。しかし、もっと竹を身近に感じ、触れた方に心地よいと感じていただけるように、日常使いやすい形にこだわり制作されています。形に個性を求めるのではなく、暮らしに寄り添い自然体で生きる沖原さんが生みだすカトラリーだからこそ、私たちを惹きつけ、日常に取り入れてみたいと思わせる魅力があるのだと思います。

*自然素材のため、色合いや形など1点1点異なります。また経年変化を楽しみながらお使いください。

東京都出身
1977生まれ
2006年ネイチャークラフト作家長野修平氏に師事し、竹に出会う
2008年より本格的に竹のカトラリーを制作
山梨県の山村に住み、田んぼと畑で作物を育てながら暮らす