Analogue Life

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岐阜県中津川で木と漆の食具を制作する金城貴史さん。

カトラリーのみを制作し続けて10年が過ぎようとしているそうですが、カトラリーのみになっている理由として、幼い頃から一つの事に熱中してやり続けることが好きだったこと、また耐久性や機能性を重視した良い道具を作ることを目標としてトライアンドエラーを繰り返している間に10年という月日が流れたそうです。

金城さんが作るカトラリーは、材本来の色や艶を感じてもらえるよう刃物で削り上げたままとなっており、紙やすりで研磨したものと比較しても毛羽立つことなく、オイルを塗布するなどのお手入れがなくてもそのままの状態を保つことができます(洗浄後はしっかりと乾燥させてください）。

こちらの匙は、金城さんが1800年代末のクリストフルのシルバースプーンを手にしたときに感じた、力強くも上品で優美な印象を写したいと取り組まれているもの。普段使いとしてストレスなくご使用いただけます。

*カトラリーは全て古色仕上げとなっています。
着色は、松煙(黒)・弁柄(赤)・酸化チタン(白)・柿渋・漆を用いています。