Analogue Life

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日本の伝統的なお茶道具である茶杓や掛け花を中心に制作をされている初田徹さん。
近年は、直線的なものより曲線的なものに惹かれるそうで、緊張感を保ちつつも、同時に穏やかで優しい竹の一面を引き出せるよう意識されています。

初田さんが、近年取り組まれている中国茶杓は、日本の茶杓より自由に制作できることに魅力を感じていらっしゃいます。節の位置や櫂先へ向かうラインも自由度が高くユニークな茶杓が制作できるそうです。

貴重な煤竹を用いて作られる初田さんの中国茶杓は、1点ずつ異なる景色と金箔の華やかさが魅力。
どの位置にどのくらいの金箔を張り、削り落とすのか、初田さんのセンスとバランスによって完成します。

使い方として、茶葉を落とす際に使ったり、細いほうの先端を茶通しとして使うことも意図して作られています。また、抹茶用としてお使いになる方もいらっしゃいますが、抹茶用の茶杓は水に濡らせませんので、どちらか専用にしていただくことをおすすめします。